木造軸組み約91㎡(27.5坪)2階建て上棟作業
8月18日東海市大田町のY様邸、天候も良く上棟作業行いました。Y様邸はコンパクトな住宅ですが、天井高を2.55mと開放感のある住宅となっています。
画像に移っている青色の板は地震に耐える重要な役割をはたす”耐震パネル”。耐震等級3+耐震パネル構造で注文住宅を地震からしっかり守ってくれます。この地域は地盤改良が必要な地域でY様邸も約2.5mの杭施工を実施。杭についてもセメント系ではなく”砕石杭”を採用。住み続ける間長期にわたって住まいを支え続けることはもちろんの事、さらには液状化に対しても安心な杭工法となっています。
知多市、東海市でも耐震等級3レベルの設計基準で地震への備えを
知多市、東海市を中心とする知多半島エリアでも、地震対策は当然大切です。耐震等級というのは設計基準です。丈夫な材料とか制振装置を注文住宅に設置するというよりは”バランス”が大切です。東海市大田町のY様邸も南側、東側に腰窓以上の大きな窓があります。大きな窓があるということは逆に言うと地震に耐える壁が少ないともいえるのです。注文住宅は自由の設計が可能である反面、気にしないとバランスが悪い構造となりがちです。したがって自由な間取りにすればするほどバランスの取れた構造設計が重要になってきます。
太陽光設備がある場合には屋根下地も強固な構造にする必要があります。
構造について見落としがちなポイントは屋根の下地構造です。注文住宅の屋根材については種類が豊富にあります。金属製、スレート製、セメント製、陶器製などなど、それぞれ重さが違います。まだまだ需要のある太陽光発電システムについても重量があります。大切なのは重い材料、重い設備が屋根るのであれば、それを考慮して重い屋根であれば下地材についてもワンサイズ大きくしたり、下地を入れる間隔を細かくしたりとしっかりとした検討が必要です。
いずれにせよ自由設計であるということは構造をしっかり検討することが必須です。場合によっては窓の位置が変更になったり、窓のサイズがサイズダウンしたり、追加で柱や壁が必要になる場合もありますので、スケジュールとして余裕を持って行うべきです。